温め習慣 9 食べ方

食材の性質が分かればもっと温め効果がアップします。
中医学では、食材が持つ5つの特性を活用した食事も治療のひとつと考えます。
5つの特性
熱(体をとくに温める作用がある)
温(体を温める作用がある)
平(体を温めたり冷やしたりする作用が少ない)
涼(体を冷やす作用がある)
寒(体をとくに冷やす作用がある)

体が冷え体質になっているならば、とるべものは体を温める食材を積極的にとりましょう。ただし、同じものばかりを食べていては栄養バランスが偏ってしまいます。さまざまなものをとるよう心掛けて下さい。
食べ方の工夫によっては「涼」や「寒」の特性をやわらげることも可能です。

1)  いろいろな食材で栄養素をバランスよくとる!さまざまな食材をとれば、それぞれが持つ多くの栄養素が得られ、体内で熱を効率よく生み、巡らせる体質へと変わっていきます。
2)  よく噛む!目安は一口30回!
噛むこと自体も体に熱を生み出しますし、消化のためのエネルギーの無駄遣いが減ることで、全身に熱がいきわたります。
3)  温かいものを食べる!
物理的に温かいものが胃袋に入ると、体が温まります。体を冷やす食材も、温めて食べることでその特性が持つパワーをやわらげます。
4)  体を温める食品を食べる!
体を温める食材を積極的に選びましょう。薬味やスパイスを活用すれば、冷やし食材も効果がやわらぎます。

5)  食べるタイミングに注意!
下のグラフを見ても分かるように、代謝にはリズムがあります。タイミングを合わせることで効率良く、熱を生み出すことが可能です。
6)  無理なダイエットは厳禁!
食事をとらない、極端に減らす、運動のしすぎなど、無理なダイエットは、体内で熱を生み出すことすらできなくなってしまいます。
7)  食べ過ぎない腹七分が目安!
胃の中に消化すべき物があると、血液が胃に集中してしまうため、血流が悪くなり、体温が下がってしまいます。
8)  水分は常温以上の温かいものを!
糖分が多くてキンキンに冷えた清涼飲料のイッキ飲みはNG。できれば体温よりも温かいもの、最低でも常温のものを選びましょう。
9)  毎食前に白湯を飲む!
胃腸が温まることで、働きが促進され、代謝もアップ。食べすぎの防止にも効果が。体温より温かくおいしいと思える程度が適温です。
10)  白砂糖は極力とらない!
白砂糖は水分を抱え込むため、とくに体を冷やします。もし甘さをプラスしたいなら、ハチミツや黒砂糖で代用しましょう。

ぜひ、参考にしてみてください!

Relarm

タイ古式をベースに足湯とドライヤーお灸で身体を温めるリラクゼーションサロン